2013年10月

左上にピンクのバラがいくつか













皆様、今晩は。

今日は、父の命日でしたので、好物の鮪のブツを
仏前にお供えして、大好きだった父を偲びました。

ささやかながら、33回忌も何年か前に済ませ、毎年こうして、
命日には、想い出話を皆様にさせて頂けるご縁と幸せを、
娘と共に、父も草葉の陰から感謝していることでしょう。

父も言葉には敏感で、子供の頃、私が駄洒落を言うと、感心して
「頓知が利いてるな~」と、目を細めながら、頭を撫でてくれたものです。

鮪のブツは好きでしたが、頭をブツことは決してしませんでした。

もちろん、ブツブツ文句を言うこともなく、温厚な父でした。

でも、曲がったことは嫌いで、警察官でさえ、理不尽なことを言われれば
喧嘩するほどの、正義感に常に燃えている格好イイ父親でした。

今、周りを見渡しても、父のように格好イイ男性は見かけなくなりましたね。

こんなファザコン気味の私ですから、なかなか心底惚れ込めるような男性に
巡り会えず、最初の内は、「妥協の恋」に身を甘んじたこともありましたが、
後になって2度ほど、燃えるような恋をしたこともあり、父のお陰で男を見る目が
養えたかも?と、思えるような恋愛観や幸福感を味わわせてもらった気もしますし、
早くして父を失った割には、しっかりと、父の教えや愛情が、私の精神を支え、
生きる力となって、今日まで歩んで来られたのではないかと自負しております。

改めて、父に、そして、こんな私の話にいつも心から耳を傾けてくださっている
読者の皆様に、私も、心から御礼を申し上げたく存じます。

今日も、駄洒落な身内話にお付き合い頂き、ありがとうございました<m(__)m>

追伸  昔は「鮪のブツ」と言えば、安いイメージでしたが、最近はけっこう高級で、
ブツ議を醸し出しそうな値段!?…普通の刺身より高いんですもの、もう、びっくり! 

自然薯を擦って伸ばして、山掛けにして、私もご馳走になりました。
鮪のブツは柔らかですが、私は柔らかそうで、けっこう堅ブツ…
どちらにしても、今夜のブツは美味しいよ~ え?ブス?…(ー_ー)!!…ブツぞ~

仏像様、お父上!クダラナイ駄洒落ばかりで、申し訳ございませんでした!

最後に1つ! 美味しい鮪の「上ブツ」で「成仏」してね!(*^^)v おやすみなさ~い。



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お父ちゃん遺影用写真







父は 40年以上も前の今日 10月30日
明け方5時過ぎの この時間に この世を去った…

苦しんで 苦しんで 
家族に見守られながら 息絶えた

今の時代だったら 助かっていただろう
あれほどまでに 苦しまずに済んだだろう

たくさんの困っている人たちを 助け
権力に屈せず 誰からも好かれた父を

何故 神様は あれほどまでに苦しめ
突然 そのかけがえのない命を奪い

つつましく生きている私たちを 
これでもかと 容赦なく 甚振ったのか…

私たちが いったい何をしたと言うの?

私の人生で 1番悲しい日だった

気が狂いそうだった
後を追って 何度も死のうとした

世の中のすべてが 変わった日だった


あれからこうして 私は生きている

人にやさしく 誠実に 
いつか 父のようになりたいと

でも 心得ておこう

神様はいたとしても 残酷だ

私たちが どんなに良いことをしていても
酷い仕打ちを平気でする

だからと言って 悪いことは出来ない

神様の虐めに 負けないで
清く 正しく 美しく 
与えられた命の限りを 生き抜こう

たとえ壮絶な死に方をしても
父に負けない生き方をしよう





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My little PARIS20131003















先日、「DEEN」の武道館ライブに向かう途中、作詞家の
「岩谷時子」さんがお倒れになったとの知らせを聞きました。

もう何年も前から、ご病状の経過をお聞きしておりましたので、
よく今日まで命を支えられたものと、周りの方々のご苦労、そして、
ご本人の生命力に、悲しむと言うよりは、拍手を送りたい気分です。

昨日も書かさせて頂きましたが、戦後の焼け野原から、国民が一丸となり、
誰もが望む平和な夜明けに向かって、その生きるエネルギーを燃やした
高度成長期という時代を、陰で支えた流行歌の功績は大きいと思います。

岩谷先生の代表曲「夜明けの歌」や「君といつまでも」、「恋の季節」等、
数々の名曲を見てみますと、「夜明け」「明日」という言葉が示すように、
希望を感じさせる「詞」が多く、昭和の時代の活気がそのまま作品に
封じ込められているような懐かしさを覚え、素直に口ずさむことが出来ます。

最近の流行歌に比べると、岩谷先生の時代の作品は、
ちょっと物足りないかな?と、思うほど、余計な言葉が無く、
それだけに奥が深いような気もするし、でもネ、歌なんて
そんな小難しいことを思わず、単純に捉えて愉しみなさいよ!
って、言われているような気もするし…どっちにしても、
説明や理屈や自己主張の多過ぎる歌詞は、却って
底が浅く感じられ、詞のテーマがピンボケしがちですから、
たまに原点に帰って、作詞家を目指している方などは、
4行詞から始めてみるのも勉強になるのではないかと思うのです。

先日、虫の知らせか、岩谷先生の作詞でもある、加山雄三さんの
<ながれ星>を、ご紹介致しましたが、如何でしたでしょうか?

他にも、「いいじゃないの幸せならば」「男の子・女の子」等、
多くの歌手の方々に詞を提供されていらっしゃいますが、
沢田研二さんの「君をのせて」が、私はたまらなく好きです。

他に、加山雄三さんの「たった一つの恋」「君のために」「ある日渚に」etc.
曲の良さも手伝って、加山さんの作品は好きなものばかり…

ご自身のご家族はいらっしゃらなかったようですが、多くの作品を
子供として、此の世に遺され、草野さんのようなおやさしい方々に
晩年は大切にされ、帝国ホテルで優雅に暮らし、子供に還って、
看取られて、生涯独身の偉大なる作詞家として天寿を全うされた
岩谷時子さんの人生は、それなりに恵まれていたのではないかと思います。

毛皮のコートをたくさんお持ちでいらっしゃるということで、私にも
いらないかと言われましたが、毛皮は動物愛護の精神からしても、
あまり趣味ではないので、お断り致しました。粗末になってもいけないし…

越路吹雪さんのマネージャーをされ、「愛の讃歌」等、多くの訳詞もこなされ、
裏方ではあったけど、華やかな暮らしの中で、何をどう見つめて
生きていらしたのか… その胸の内を聞いてみたい気がしますけど、
もう、岩谷先生が遺した「詞」から、窺い知るしか出来なくなってしまったことが
寂しいような、でも、歌わせて頂く時の醍醐味でもあるような…

新しい時代の夜明けに希望を託し、時代を恋人に愛を歌に託した
岩谷時子さんのご冥福を、心よりお祈り致します。




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