2013年11月

02fa7b54.jpg
























何やらが もげて悲しき 熊手かな (虚子)


皆様、今晩は。

《三の酉》まである年は、昔から火災が多いと言われているそうですが、
本当にそうなのかしら?と、思いつつ、仕事の帰り、浅草の鷲神社へ参拝し、
昨年お世話になった熊手を奉納してから、今年の熊手を買ってまいりました。

《鷲神社》は、吉原に近い為、11月になると、「酉の市に行く」と言って、
遊女のもとへ通う旦那衆が多かったことから、2度までなら仕方ないけど、
3度も通われてはかなわないと、女房たちが「三の酉には火事が多い」と、
言いふらし、出掛けるのを阻止したらしく、中には本当に家に火をつける
女房もいたとかで、火遊びは放火のもとだった江戸時代(笑)、現代にも
通じるものがあるようですから、火遊びには呉々も、お気をつけくださいませ。

でも、実際のところ、「三の酉」の年は、やはり火事が多いとのこと…
今日みたいに強い風の吹く日は特に、気をつけてくださいませね。 風評にも…

駐車場は、珍しく近場が空いており、ラッキー、ミナキー、ミラクルキー!等と、
思わず叫んでしまったほどで、幸先の良い「三の酉詣で」でございました。

その後、久しぶりに、洋食の店「ヨシカミ」で、昔懐かしい《チキンライス》を食べ、
美味しいと評判の《カツサンド》をお土産に、早めに帰ってまいりました。

先日も、林くんと盛り上がったばかりですが、浅草は大好きな町の1つです。

今日は「酉の日」だったので、「チキン」ライスにしましたが、次回は、
浅草に住む林くんと一緒に、野球部優勝を祝って「ハヤシライス」ってか!?(笑)

熊手で「福」を「トリ」込み、チキンを食し、お囃子(ハヤシ)を聴きながら、
林くんと「ハヤシもあるでよー」と、盛り上がり、妄想を益々膨らませ、
紅白饅頭をほおばりつつ、いつかは「トリ」で…と、ヒトリ宣巻く懲りない私です。

私も、どんなに優しい人であっても、家庭持ちの男性には気をつけて(笑)、
火遊びなんかで顔面蒼白にならないよう、満面紅白の夢へ向けて頑張ります!

では、お待たせ致しました。 おかめさんの「ドアップ」をご覧ください(*^^)v

「おかめさ~ん、時間ですよ~!?」

126b3260.jpg
























    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ポプラの木を下から見た













あなたのまなざしに見守られて 過ごしていたあの頃
秋が来ても 冬が来ても 淋しくはなかった

強い風に家を揺らされても 激しい雨に雨樋を壊されても
あなたがいれば かえって楽しかった

おだやかな晩秋の日溜まりの中で あなたのぬくもりを思い出す…

金色の落葉に埋もれた歩道には もちろん涙の足跡すら無く
通い慣れた駅までの道のりが ただ果てしなく遠く感じるだけ…

私を遺して 何故 あなたは逝ってしまったの?

大地震が来て この世に何も無くなってしまっても
あなたと私だけが 生きていて  たった二人だけ 生きていて
アダムとイヴのように 世界を創造するんだと言ってたくせに…

神様は 何故 あなただけを連れて行ってしまったの?

いいえ…神様の言いなりになんかならないはずのあなたが
私を置いて行くはずはない

きっと もうすぐ あの先の横の小路から
ひょいと首を出して 私を驚かせるつもりね

淋しくさせておいて 喜ばせる…それがあなたの愛の確認

きっと そうね…  そうだわ きっと…
あなたはそこまで 迎えに来てくれているはず

サクッ、サクッ、カサッ、カサッ、 落ち葉を踏みしめて

あなたへと向かう  エデンの駅へと向かう 
紅葉とベンチの二人

冬が来る前に あなたの腕の中へと  

その 永遠の愛が棲む ぬくもりの中へと…








    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

壁に描かれた階段を上った漫画のハートを受け取る女性










皆様、今晩は!

今日は、伊藤楽器船橋教室のレッスン日でありまして、
永年、陰に日向に私を支えて来てくださった、山崎さんという生徒さんが、
ご自身の耳の病気や、ご家族の看病などを理由に退会なさることとなり、
最後の授業と、お世話係を終えられて、教室の扉をお閉めになられました。

山崎さんは、容姿端麗、上品でお優しく、抜群の歌唱力をお持ちで、
伊藤楽器歌謡学院の合同ステージでは、いつも<トリ>を務められ、
その優雅で情感のこもった歌い姿には、オーラを感じたほどでした。

率先して、クラスメイトや、ミナキークラブの為に動いてくださった半面、
常に控え目で、皆からの好感度抜群だっただけに残念ではありますが、
個人レッスンの方は続けてくださるそうなので、たとえ耳が聴こえなくても
楽しめる歌い方というものを伝授出来るよう、指導させて頂くつもりでおります。

晩年、聴力を失いながらも深い境地に到達したベートーベンのように、
失ってから得るものの方が、魂を歓喜させてくれることが多いのだということを
私自身も、生徒さんを指導させて頂くことによって、掴んで来たように思います。

思い起こしますと、本当に様々な生徒さんたちがおられました…。

今日も、たまたま先日、北習のカラオケボックスに仕事がらみで行った際、
10年以上ぶりにバッタリお会いした洋楽ポップスのクラスの生徒さんが、
私のCDを購入してくださるということで、受付に訪ねて来てくださいまして、
懐かしいその笑顔に、想い出と言う月日の確かな命の営みを感じることが出来、
地道であったことの、私が選んだこの生き方が、改めて、愛おしく、
誇りに満ちたものであるという実感に浸らせて頂いた一日でありました。

それぞれの事情で、教室を退会されたり、休会されたり、あるいは、
哀しいことに、ご本人がお亡くなりになられたり…と、その都度、落胆しつつも、
そういった生徒さんたちと過ごしたかけがえのない想い出を勲章に、
これからも、細々とではありますが、誠心誠意を込めて、レッスンを続けさせて
頂くつもりでおりますので、また、用事から手が離れたり、怪我や病気が
快方に向かわれた際には、教室に戻っていらしてくださいね。お待ちしてまーす!

気のせいか、近頃、懐かしい方々との再会が多く、還暦ではございませんが、
運勢が大きく一回りして、人生の再稼働を促されているような気配を感じてなりません。

自分の人生の中の、一時代が終わり、新しい時代が始まりそうな予感さえする
この頃だからこそ、これまでの出会いや、自分を育ててくれた人やものに対して、
感謝の念を持ち、更なる精神力で、体力の衰えをカバーしつつ、再スタートを切る…
そんなマイウェイ(自分の生き方)の、遅まきながらの<黎明期>を迎えた私です。

何歳になっても、毎朝が人生のスタートだと思い、その日を精一杯生き、
悔いの無いように眠りに就けたらいいですね。 「一日一生」!それが、なかなか…

今夜の曲は、もちろん<マイウェイが歌えたら>です。 皆様、おやすみなさ~い!













    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

このページのトップヘ