雷・6・20140911















<稲妻からのプロポーズ>   2004.8.6.


あなたは稲妻のように~ 私の体を引き裂いた~
ここのハモリがシビレるのよねぇ。

そ、そうなんです! 実は私、忘れもしない去年の八月五日、
アリスの「冬の稲妻」でなく、ナント!正真正銘の夏の稲妻に
シビレさせられてしまったのです!?

稲の夫(つま)、つまり稲妻とは、稲の結実の時期に多いところから、
これによって稲が実るとされたそうで、稲夫に見初められてしまったのだから
さぁ大変!!

その日、八千代市は朝から激しい雷雨に見舞われ、ピカーッゴロゴロ、ドスン!
絶え間なく奏でられる自然の壮大なオーケストラの中、
わが教室でも対抗するかのように熱心な、というか、脳天気な?先生と生徒は
パワー全開でレッスンを続行。

すると、ひときわ明るい閃光が窓ガラスを通り抜け、
シンセサイザーで伴奏していた私の右指を直撃したのです。
信じられないけれど、家の中で落雷に遭遇!?

右手は動かず、指は五本とも腫れ上がり、シビレたまま・・・
完全に感電したと観念しました。

でも不思議と痛みも無く、むしろ良いことの前兆?などと滅多に無い体験を
歓迎しちゃうなんて・・・アレ? 稲妻に惚れちゃったってことかしら。

稲妻くんとの電撃結婚から1年。 今度は新曲「オレンジの雪」と心中です。
夏の舞台に降る雪は、冬の稲妻よりシビレるかもネ!?

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この記事は、現在も生徒さんであり、当時の後援会長でもあった
「矢島龍雄」さんの紹介により、2004年に東京新聞に掲載されたものです。
矢島さんが大切に保管してくださってあった新聞を、フジテレビさんの
取材の際にお借りしたもので、私にとっての想い出の宝物です。

この平成16年頃も、祖母の介護と、ミュージカルやレッスンといった仕事を
死に物狂いで両立させ、今よりハードな毎日を送っていた頃でした。

不思議と、そういう大変な時の方が「傑作」が生まれるものだと思いましたね。

病院に寝泊まりして、祖母の介護をしながら作った曲の数々・・・
私の心の引き出しの中には、大切な想い出と共に、たくさんの歌が
秘かに出番を待っています。

矢島さんを始め、今も変わらぬ思いで支えてくださっている生徒さんたちの為にも、
与えられたポジションを大事に、コツコツと頑張ってまいりたいと思っております。

どうか、皆様、これからも応援の程、宜しくお願い致しますね!

矢島さんが、東京新聞に掲載された他の記事も送って来てくださいましたので、
当時を思い起こしながら、また、皆様にご紹介させて頂きたいと思います。

九死に一生を得た私の稲妻パワーは、まだまだ衰えそうもありません(笑)
イマイチ元気の出ない方は、雷に打たれてみては?・・・冗談ですよぉ~(≧∇≦)/

※ 本当に危ないので、家の中に居てもご注意くださいね( ̄▽ ̄;)!!