皆様、今晩は。
今から29年前の今日、11月3日、
文化の日に、59歳という若さで、
産みの母はこの世を去りました。
看取ることも出来ず、それほど
情も湧かず、齢の離れた姉だと
聞かされていただけの遠い存在。
それでも、私を産んだ時はその
温かい手で私を胸に抱きしめて
くれたであろう母性を不憫とも
思えるようになったのは恐らく
母が天に召されてからでしょう。
29年前の今日、私は風邪を引き、
前日から40度の高熱が続いた為、
お通夜にも告別式にも出られず、
母とはよくよく縁が無いのだと
考えさせられてしまう程でした。
せめて、命日の今日は母を思い、
好物だった白いご飯と鰹の塩辛、
そして、今年は瀬戸田博さんの
手作り養命酒、青ぽっくり酒で
献杯をし、母を偲んで想い出の
秋を静かに過ごそうと思います。