野菜色々①20140915











皆様、今晩は。

昨日、今日と、大事なお客様との会食に、心を注ぎ、帰って来た訳ですが、
大袈裟ではなく、この頃、美味しい物を頂くと涙が溢れそうになり、困ります。

美味しい物ばかりでなく、不味いものを頂いた時でも同じく涙が・・・。

食べ物として生まれて来た自覚があるかどうかは別として(笑)、
例えば、丹精込めて作られた同じ畑で採れた野菜が、それぞれ
別の料理人の所へと運ばれて、調理され、誰かの口に入る訳ですが、
作り手の腕が悪かったり、心のこもっていない調理の仕方をされ、
素材の持つ基本的な美味しさまで台無しにされてしまった野菜は、
美味しく調理された野菜と比べ、何だか不憫な気がしてなりません。

同じ畑で採れた野菜ばかりでなく、果物や、海で獲れた魚や、食肉として
育てられた牛や豚や鶏たちといった私たちの命を支えてくれる大切な食材が、
不味いと言って満足に食べてもらえず、捨てられるのは、本当に可哀そうです。

そう考えますと、どんなに不味くても、この世に生を受けた食材たちの
まだ生き生きと育っていた頃の福々しい姿を想像したりすることで、
その尊い命を頂くことへの心からの感謝を捧げずにはいられなくなり、
食べ物を粗末にすることもなくなるのではないかと思う次第でございます。

昨日は「酒肴の店・あがりゃんせ」さん、今日は「リストランテ・EKOCA」さんで、
新鮮な食材を充分に活かした美味しいお料理を堪能させて頂きました。

先週は「うお処・兆一」さんで、これまた最高のお料理と利き酒を
ご馳走になりましたが、間違いなく、この3店に選ばれし食材たちは、
美味しいと喜んでもらえて、生まれて来た甲斐があったというもの・・・
食す方も、食される方も、幸せを感じさせてくれる素晴らしいお店です。

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「EKOCA」さん。        「あがりゃんせ」さん。        「兆一」さん。

昨年、庭に突然生まれた「スイカ」は、どのようにして育てて良いのか判らず、
それでも見た目は立派に育ちましたので、食べたところ・・・ウゲッ!なんじゃこりゃ~!?
・・・というカンジで、全く甘くなく、それこそ不憫で泣いてしまいましたっけ・・・。

ところが、今年、またもや種も蒔かないのに、突然出来ちゃった婚の「スイカ」(笑)・・・
また不味いのかと思いきや、なんと!甘い、甘い、驚くほどの甘さだったのです。

なるべく肥やしを多めに与え、液肥もふんだんにあげました。
やっぱり、少しでも手をかけて育ててやると、その思いに味が応えてくれるのですね。

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スイカ番をしているジュリー。      美味しかった今年のスイカ。 


では、今日の最後に、、この歌を・・・「ドナ・ドナ」。 泣けます~