青空とコスモス20140929















皆様、今晩は。

毎年、この季節になると歌いたくなる曲の1つに、
沢田研二さんの「コバルトの季節の中で」があります。


1.
   髪型が 変わりましたね 
   秋風に よく似合いますね
   何か悲しいこと あったのでしょうか
   コバルトが 目に沁みますね 
   誰だって 秋は独りですね
   だから今朝は 何も話しかけません
   幸せの手ざわりが 今とても懐かしく
   足早に過ぎてゆく この秋の中で
   あなたを 見失いたくないのです 

2.
   風の日は 嫌いでしたね
   忘れたい 何かあるのですね
   だけど人はきっと 愛し合えるでしょう
   コバルトが 目に沁みますね  
   誰だって 過去はつらいですね
   だから明日のこと 話してみませんか
   独りぼっちだったから やさしさが好きでした
   絶え間なく揺れている この秋の中で
   あなたを 見失いたくないのです
  
   あなたを見失いたくないのです


この曲は、沢田研二さんの作曲ですが、爽やかな旋律と、
小気味の良いリズムで、私の大好きな曲の1つでもあります。

そして、最近になって気付いたことがあります。
小谷夏さんのこの詞に出て来る何気ない言葉は、
私たちが日頃感じている、もしくは使っている言葉に
満ち溢れているから、ふと口ずさみたくなるのだと。

髪型を変えた時、秋風を頬に感じた時、
涙をこらえて、コバルト色の空を見上げた時、
楽しい夏が終わった後にやってくる秋の孤独感、
足早に過ぎてゆく恋、想い出に変わる幸せ、
見失くないもの・・・それはあなた・・・

とりあえず、1番の歌詞だけでも、常に思う言葉ばかり。
そして、2番の歌詞の頭・・・風の日は嫌いでしたね・・・

そうなんです!嫌いなんですよ~ 強風がっ!
髪型は崩れるし、目にゴミは入るし、埃で服が汚れるし、
物が飛んで来て危ないし・・・ふなっしー!(関係ないっしー)

真面目に捉えて、「忘れたい何か」・・・ありますとも!!
私も「独りぼっち」だったんですよ~ 「過去はつらい」し、
「やさしさ」を常に求めているし、「明日のこと」話したいし・・・
ふなっしー!O(≧∇≦)O・・・(シツコイなっしー!)

しかし、ほんまに<コバルトの季節の中で>は、名曲やで!!

「詞」に、最低限必要な「ありふれた」単語が巧みに使われており、
そのことによって、「基本栄養素」的な、心を癒す効果が生み出され、
そこに、作詞家としてもお力があり、言葉を知り尽くした感のある
沢田研二さんの新鮮なメロディーが、スッと寄り添ったものですから、
ヒットしない訳はなく、今でもこうしてコバルトの季節が巡って来る度、
必ず歌わせて頂き、当時のほろ苦い想い出に胸を熱くする私がいます。

それと、詞の特徴として、「ね」を語尾に置くフレーズが、
やけに、沢田研二さんの甘い声と同調して心地よく、
つい、「そうですね」とか「そうなんですよ」と、同調したくなる・・・
「同調ソング」とでも名付けたくなるほど、この歌を聴くと、
心が癒されますよね~?気持ち解りますよね~?ね~(*゚∀゚)っ

そんな訳で、『季節の懐メロJポップ・名曲ご紹介』コーナー、
今日は、沢田研二さんの<コバルトの季節の中で>でした。

沢田研二 A面コレクション / 沢田研二
沢田研二 A面コレクション / 沢田研二

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我が家のジュリーは、臨時ママとおやすみモード。