Kichan 花びらの舟 20140813












皆様、今晩は。

6日の夕方、恐らく私を1番理解し、
母親以上の思いで尽くしてくれた
大切な生徒さんが急に亡くなって、
そのご子息が私に会いたいと言い、
雨の中、訪ねて来てくれました。

まるで母親であるその生徒さんが
ご子息と共に会いに来てくれたと
思えるような感覚の再会でした。

一人息子のYさんには子供も無く、
昨年、父親を、そして、この6日に
母親を失くされ、どんなにか寂しく
悲しく、お辛いことだろうと思うと
涙が止まらず、そんな失意の底の
ご子息の背中を押して、お母様が
私の元に向かわせたのではないか?
という気さえして来るのでした。

美しく、お優しく、上品なYさんの
お母様は仲間の生徒さんたちからも
憧れの的で、歌唱力も抜群でした。

雨女でもあり、旅行に行けば必ず雨。

一昨日から降り出した雨は果たして
最後のお別れの土曜日まで続くのか

晴れ女の私が一緒だと曇りになった
想い出が鮮やかに蘇ってまいります。

昨夜、ご子息が待つお店に急いだ時、
道を横断しようとして転んでしまい、
また、以前骨折した同じ所を強く
地面に打ち付けてしまいました。

幸い、骨折は免れたものの、今は
その痛みが雨音と共にシクシク疼き、
泣き虫だったYさんの最期を思うと
誰にも看取られずにどんなに苦しく
心細かったことか…胸が痛みます…

だいぶ足も痛くなって来たのでまた。

Yさんのご冥福をお祈り致します。

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