皆様、今晩は。
今月も残すところ、
あと10日となりました。
ふと、三月という月を
振り返ってみますと、
一年の中で一番色々な事が
起きる月かもしれないと
思い、書き留めてみました。
一般的には卒業シーズンと
いうことで、別れとか、
旅立ちに関することが多く、
その象意は生死にまで及び、
東日本大震災やサリン事件、
東京大空襲等の歴史に残る
カタストロフも多いのが
特徴で、私の人生に於ても、
災厄が集中している月とも
言える三月なのであります。
三月の「さ」は災難の「さ」、
障りの「さ」、惨事の「さ」、
騒がしい・寂しいの「さ」、
さよならの「さ」等の言葉
を連想させますが、同時に
幸の「さ」、爽やかの「さ」、
咲くの「さ」に救われます。
遠い昔、父の後を追って
死のうとしたのも三月、
長い闘病生活の末に倒れ、
死に損なったのも三月、
祖母を始めとする大切な
人々との永遠の別れも三月、
「さよならはまだよ!」と、
叫びたくなるほど、寂しい
別れが多い三月なのです。
叫びの「さ」もありました。
でも、幸の「さ」を信じて、
咲くの「さ」を信じて、
七転び八起きで「まだよ」
と、歌の道を40年もの間、
ひっそりと歩き続けて来た
私の人生の集大成として、
ささやか・爽やかの「さ」
で「さよならはまだよ」と、
昨年末にデビュー40周年の
記念CDをリリースさせて
頂いたという訳であります。
当たり前のことでしょうが、
毎年、生きていれば、必ず、
記念日は増えて行きます。
私にとっての三月の「さ」
をまとめると、再起再生の
「さ」なのかもしれません。
緊急事態宣言が解除され、
仕事が再開され、人々との
嬉しい再会が出来ますよう、
「さよならはまだよ」と、
歌で呼びかけるつもりです。
27日は小岩音曲堂さんでの
ミニライヴで、皆様と再会
出来ますことを、楽しみに
心よりお待ちしております。
あとの10日間、どうか良い
事だけが記念日となるよう、
幸の「さ」の三月を念じて
頑張りたいと思っています。
皆様にも幸多かれと祈り、
今日のブログを終わります。