皆様、今晩は。
今日の天気は「雨」との
予報で、晴れ女の私には
珍しいこともあるもんだと
内心、思っていましたけど、
案の定、行く所、向かう所、
不思議と、雨は止んでおり、
快適に過ごせたお彼岸の
お墓参り日和となりました。
父と母と祖母と叔父が眠る
西多摩霊園は、広大な山の
斜面を切り拓き、造成され
た美しい墓地でありますが、
父が亡くなった際に建てた
お墓ですから、通い始めて
もう今年で50年となります。
最初は、祖母や母、叔父と
訪れていたお墓に、母が、
そして、祖母が、昨年には
父の弟でもある叔父が入り、
お墓参りに訪れる人たちも
少なくなってしまいました。
この先のことを考えますと、
本当に侘しくなって来ます。
祖母が亡くなった時からの
お付き合い「燈々庵」さん。
鬱蒼と緑が生い茂る庭園に
手招きするかのように灯が
点る頃、遠路遙々と訪れた
私たちを労ってくれようと
そのお店は静かな佇まいで
今日も出迎えてくれました。
あっ!曼殊沙華の赤い花が
あんな所に咲いている!!
玄関までの野趣溢れた道を
まるで子供の様に燥ぎ乍ら
歩いて行くと、鈴虫や松虫、
秋の虫たちが美しい音色で
歓迎の歌を聴かせてくれる
「燈々庵」さんの夕暮れは、
私たちのお腹の虫も鳴かす
懐かしい故郷の夕食どきに
感じた幸せな空腹を満たす
想い出を蘇らせてくれます。
お料理のご紹介は次の頁で。