タグ:発音

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皆様、猛暑日が続く毎日ですが、
お元気でいらっしゃいますか?

こんな暑さの中、昨日は新宿牛込
箪笥ホールで行われた全日本詩吟道
連盟《詩吟神風流》吟詠コンクール
予選会の審査と総評を仰せつかり、
参加者の皆様の日頃の練習の成果を
拝聴させて頂いてまいりました。


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毎年着実に上達されている神風流の
お弟子さんたちを見守る先生方の
愛情を隣でひしひしと感じながら、
点数や寸評を黙々と書き込んでゆく
作業は、大変ながらもやり甲斐を
感じるひと時で、私も先生方以上に
愛情を込めて、アドバイスしている
つもりではありますが、2分以内で
処理しなければならず、なかなか
思うようには書き込めないのが
残念でもありますが、嬉しいことに
皆様が私の寸評を、毎年楽しみに
して下さっているとのことで、私も
逆に大変励みになっております。


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拝聴させて頂き、いつも感じるのは
発声、発音、音程、詩情等、基本は
詩吟も流行歌もオペラもそれほどの
変わりはないということに尽きます。

カラオケ大会等で歌唱する方々も、
高音部や難しい箇所の目立つ部分は
かなり練習の努力の跡が残っていて、
年々それなりに上達してはいますが、
低音部やフレーズの着地点の音程…
詩吟で言うところの『落とし』の
音程が不安定な人が多く見受けられ、
何事も、目立たない箇所が目立つ
箇所を補っているのだという点に
気付けば、さらに目覚ましい上達を
獲得することは間違いないでしょう。

詩吟神風流のレベルは高く、今回も
前回出場された方々の殆どの方が
確実にレベルアップされていました。

感心される技術を超えて、いつしか
聴いてくれる人たちから、感動して
もらえるような心ときめく吟詠を
目指し、頑張って頂きたいものです。

岩淵神風先生、岩淵神木先生、
詩吟神風流の師範の皆様、
尺八の大野邦童先生、
スタッフの皆様、そして、
出場者の皆様、お疲れ様でした❣️

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ト音記号と枯葉の音符










皆様、こんにちは。
すっかり日が短くなり、秋の足音が聞こえ始めて来た9月の夕暮れ・・・

夏の疲れが今頃になって出て来た方もいらっしゃることでしょう。
これから年末にかけて、さらに忙しくなって行く方も多いと思います。
健康管理にはくれぐれも注意なさって、仕事や勉強に勤しんでくださいませ!

さて、今日は久しぶりに<サンデー・ボイトレ>と題して、
「カラオケ歌唱上達」のワンポイントアドバイスを伝授致します。

 【歌詞を鮮明に伝えることが歌手の使命】
基礎的な音程、リズム感等、歌は上手いのに、言葉が聴き取りにくい方がいます。
雰囲気も出ていて、表現力もあり、魅力的なのに、残念ながら歌詞が不鮮明・・・

これは、物凄く勿体無いことです。 
歌詞が分からなければ、それを聴いてくださっているお客さま方に内容が伝わらず、
共感してもらうという、歌手としての大事な使命を果たせないからです。

 【人間という楽器の武器は言葉】
人間を楽器として捉えた場合、これほど様々な音色を出す楽器は他にありません。
その上、思いを直接伝えることの出来る「言葉」という魅力的な武器を持っている・・・

その言葉が相手に伝わらないのでは、歌詞は必要でなくなってしまい、
世の多くの作詞家の先生方にとっても、嘆かわしいことであると思います。

 【発声を活かす為には口の開け方が大事】
では、どうしたら解決するか・・・当たり前のことですが、はっきり発音すること。
本人は、はっきり発音しているつもりなのに、聴く側にはそう聴こえない・・・

その原因として、先ずは、① 発声が悪い  ② 口の開け方が小さい 

会話でもそうですが、発声そのものが悪ければ、言葉が聴こえないのは当然です。
腹式呼吸をマスターして、その吐く息にしっかりと音声を乗せる訓練をしましょう。

今日は、『基礎的な発声は出来ているのに、言葉が不鮮明な方』の場合のアドバイスです。

 【朗読の勧め~歌詞をどう読めるかが、どう歌えるかに繋がる~】
歌う前に、歌詞をしっかりと大きな声で朗読してみましょう。
いつも言わせて頂いておりますが、歌詞をどう読めるかで、歌い方が決まります。

口角を上げ、腹式呼吸を基に、1フレーズごとに大きな声でしっかりと読んでみてください。
日本語の母音は、「アイウエオ」。この5つの口の開け方を意識して、しっかりと切り替えます。

 【母音を意識して、1フレーズごとに繰り返し歌う】
はっきりと読めるようになりましたら、1フレーズごとにメロディーを乗せて、
母音を意識しながら、繰り返し、歌ってみましょう。

母音を意識するとは⇒「うたいましょう」という言葉だったら、「うあいあおー」、
「あいしてるよ」だったら、「あいいえうお」と言う風に、日本語の言葉は5つの母音で
出来ているということを理解し、口の開け方を5通りに、はっきりと使い分けることです。

 【マイクを吹かないようにする為には】
マイクを吹いてしまって、息音で言葉が不鮮明になりがちな方も、「口の開け方」に
問題があるようで、口をしっかり開けないから、息がマイク中央に集まり過ぎてしまい、
ちゃんとお腹から声を出している人ほど、それが仇となり、息が強くマイクに被さって、
残念ながら、言葉が不鮮明で聴き取りづらいという結果になってしまうのです。

とにかく、口角を上げ、母音を意識して、言葉の発音をしっかり、切り替えること。
そうすれば、マイクを吹くこともなくなり、思いがそのまま美しい発音の言葉に乗って、
聴いてくださるお客様の胸に届くことと思います。

 【「ハヒフヘホ唱法」を「カキクケコ唱法」に】
以前、「ハヒフヘホ唱法」という歌唱上達法を伝授させて頂いたことがありましたが、
今回のテーマ「歌詞を鮮明に伝える発音訓練」として、有効な訓練法の1つを最後に
伝授致しましょう! 簡単です。(「ハヒフヘホ唱法」の詳細はアーカイブを参照。)

「ハヒフヘホ唱法」を「カキクケコ唱法」に変えるだけ(笑)

例えば、加山雄三さんの「君といつまでも」を「カキクケコ唱法」で歌ってみると、
「ふたりを~ゆうやみが~」が「クカキコ~ククカキカ~」となります。
「つ~つむ~こ~のまどべに~」が「ク~クク~コ~コカコケキ~」と言う風に、
5つの母音で出来ている日本語の同じ行に合わせて、歌う訳です。

要するに、「アカサタナ・ハマヤラワ」は、全部「カ」に置き換えて歌うのです。
同様に、「イキシチニ・ヒミイリイ」は、「キ」に。「ウクスツヌ・フムユルウ」は、「ク」に。

この訓練によって、キリッとシャープな発音で歌詞を鮮明に伝えることが可能になります。
言葉が不鮮明だと、人からよく言われることの多い皆様、ぜひ、お試しくださいませ!

では、次のページで、77歳の若大将・加山雄三さんの名曲「君といつまでも」を、
「カキクケコ唱法」で、一緒に歌ってみましょう!題名は「キキコキクカケコ」ですよ!

え?名曲が迷曲になりそう・・・ですって~!?・・・健闘と検討をお祈りしております(笑)。

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三人(ミーミ・アン・ミナキー)とも、しっかり「口角」が上がっていますね~
お手本にしてみてください(笑)(チバテレビ「Jソングアワー」収録本番時)

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菜の花畑をバックに細い白い柵につかまって立ち鳴く黒トラ

皆さん、こんにちは~

昨日の「鯉口発声法」
やってみたけど
どうしても
「猫口」になってしまうんだ…

「ハ」は得意だけどね
「ニャハッ!」

でも、「鯉口」は
「発声法」じゃなくて
僕としては
食べたい口の方さ…

あ~、お腹空いた!

「ハヒフヘホ唱法」は
結構、体力いるね~

ハ!ヒ!フ…ふにゃ~


天気に恵まれたGWも、今日で終わり。
皆様にとってはどのようなGWでしたか?

私?…私はいつもと何ら変わらず、色々な物事に追い立てられながら
過ごしておりました。

そうですよ、そんな中、昨日だってお休みの予定が
<秘伝!ミナキーブログ・ボイトレ講座>臨時開講してしまいましたもの(胸張りっ!)
しかも、「濃口」で。いえ、「鯉口」で。「恋口」は?…それはまたの機会に(笑)。

何のことか解らない方は、昨日のブログを見てね!かなり濃い~ボイトレの記事だよ!

青空を気持ち良さそうに泳いでる鯉のぼりの口を見ていたら、
「鯉口発声法」という訓練法を思い出しまして…鯉の口のように「パッパッパッ」と…

この前伝授しました「ハヒフヘホ唱法」と併せて練習されますと、楽しくなると思います。

日本語は5つの母音を基に、規則正しく出来ておりますから、
「ハヒフヘホ」「パピプぺポ」ばかりでなくて「かきくけこ」や「さしすせそ」に置き換えても
口元の筋肉を鍛えるのには良いと思いますし、歌詞を即座に「ハ行」や「カ行」に
変換するということを行うので、同時に脳も活性化しますから
かなりの運動量?になると思います。結構、面白いし。

歌詞さえ解れば、即座に変換して歌えます。
ついでに、他の「行」でやってみましょうか?

では、先日練習した「美濃赤坂線」の歌詞を「カ行」で。

かげろうの むこうがわの はつこいに あいたくなって
ハヘホホホ フホホハハホ ハフホヒヒ ハヒハフハハヘ (ハ行はこうでしたね)

カ ケコココ クココカ カ コ  カ クコキキ カ キカクカカケ  (カ行はこうなります)

このようにして、どんな「行」も簡単に、その「行」に置き換えることが出来ますので
楽しみながら練習出来ると思います。お好きな曲で試してみてね!

※「かげろうの」の「う」は、発音される場合「お」となりますので、「お行」、
「あいたくなって」の「っ」は、前の「な」の母音で発声されることになりますので「あ行」、

「ハ行」で歌う場合は「かげろう」が「かげろお」と発音され「う」は「ほ」に変わります。
「あいたくなって」は「あいたくなあて」ですから「っ」は「ハ」になります。

ほかの「行」も同じ理屈ですから、そのように置き換えてお試しください。
「ん」は、そのまま「ん」と言う場合と、「う行」に変換する場合がありますので
その時の歌の「譜割」や感じで、発音しやすい方を選んでみてください。

美濃赤坂線の「みのあかさかせん」に於いては先日「ん」を「ン」と
表記しておきましたが、「みのあかさかせーんー」というように、
「せ」の母音と「ん」が、曲の歌い回し上、それぞれ別の音で歌い直すように
出来ている為、「せー」は「ヘヘ」に、「んー」は「フフ」と発音した方が
歌いやすいかと思われます。

普通に伸ばす所は「-」と、記しておきますが、音が変わる場合は、
その文字の母音で歌うように、「〇行」も前の文字に従って言い直す訳です。

ですから、「美濃赤坂線」のサビを歌う際、「みーのーあかさかせーんー」を
「キ行」で歌うとしたら、「キーコーカカカカケケクーン」か最後の「んー」を「クク」と
発音しますと、歌いやすくなると思います。

この訓練の重要ポイントは「〇行」に変換することではなくて、
そうすることによって、口の周りの筋肉が鍛えられ、「活舌」が良くなるということと、
特に「ハ行」は、息もかなり吐き出しますので、「腹筋力」がつくという効果が
得られるということであります。オマケに「変換」で脳も鍛えられる…
そう、あくまでも歌詞を「〇行」に「変換」するのは、オマケですので、
どうも変換しづらいという方は、「適当に」その行で歌ってみてください。

その内、歌詞が頭に浮かんだら、即座に「あおぞら」が「ハホホハ」、又は「カココカ」、
「こいのぼり」が「ホヒホホヒ」、又は「サシソソシ」「モミモモミ」(笑)等に
変換出来るようになっていることと思います。

要は、その「行」でしか発音してはいけないと思って、歌詞を読んでみる、
そして、それをそのまま曲に乗せて、そのまま「〇行」で発音、発声してみる…
と、いうことですので、解れば「なあんだ!簡単じゃ~ん♪」と言ってもらえる筈です。

ヒハハハ、ハハヒハヒハハ?(みなさま、わかりましたか?)

そして、もっと慣れて来ますと、「逆変換」が出来るようになってまいりますよ。
普通に言うより、思いを込めないと、判り辛いですから、
「逆変換」は、表現力アップにも、非常に役立ちます。

女性「ハヒヒヘヒフハ」 男性「ホフホハホ」←解りますよね~(笑)
え?解らない!?…「ハヒフヘホ唱法」しっかり練習しといてくださいませ~
(正解:女性「あいしているわ」 男性「ぼくもだよ」)

こうなると、今度は如何に「イントネーション」が大切か…ということがお解りですね?
ホフハフハヒヘフヘ~…奥が深いですね~(笑)

秘伝中の秘伝!ミナキーブログ・ボイトレ講座「ハヒフヘホ唱法」、お試しください!

ホヘヘハ、フヒホヘーヒへ「ホヒヘーハヒフ」ホ、ホハホヒヒフハハヒ!
それでは、つぎのページで「ホリデーライブ」を、お楽しみください!

今日は、知る人ぞ知るの素晴らしい男性ポップスシンガーの魅惑ボイスをお届けします。

ハハ、ホヒホホ!(またのちほど!) フフフ(譜譜譜)←これは普通に「ふふふ」(笑)で!!









 

 

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