カフェ クラシカルなカフェ 20150515












皆様、今晩は。

若い時は、シャンソンよりも圧倒的に
カンツォーネを好んで歌った私でしたが、
齢を重ねるにつれて、徐々にシャンソンの
詩に、人生の哀愁というものをしみじみと
感じるようになり、歌とは語るものなんだ
…と、気付いてからは、それまであまり
興味の無かった日本のシャンソン歌手にも
少しは耳を傾けるようになったのでした。

「銀巴里」という銀座のシャンソン喫茶は、
あまりにも有名ですが、1951年に開店、
1990年に閉店するまで、沢山の歌手を
輩出し、作家の三島由紀夫、吉行淳之介、
寺山修司、中原淳一、なかにし礼さん等が
集い、演出にご尽力されたとのことでした。

歌手の登竜門でもある老舗のライブ会場が、
時代を牽引した芸術家たちの熱い情熱に
よって支えられていたことを窺わせる話で、
昭和に花開いた「芸能」という荒れ地にも
根を張れる草花の逞しい美しさは「芸術」
という「水やり人」たちのお陰で、脈々と
今も詩人たちの魂をアコルデオンの調べに
乗せ、その香りを漂わせているのでしょう。

実は、私も2度ほど「銀巴里」に足を運び、
間近で、美輪明宏さんの歌声とお姿を
拝見させて頂いたことがありましたが、
そのインパクトと言ったら、恐いくらいに
強烈で(笑)、その日の共演者が記憶から
消し去られるほどのパワーを感じました。

それでは早速、今夜はその美輪明宏さんが
作られた『老女優は去りゆく』という和製
シャンソンを紹介させて頂こうと思います。

この頃の美輪明宏さんが、一番魅力的だと
私的には思っておりますが、その類い稀な
歌の表現力に、改めて敬意を表します。



今夜は『大女優?美輪明宏』さんの舞台が
素晴らし過ぎるので、これにてブログ終了。

老歌手・ミナキーは寝床に去りゆく(笑)
おやすみなさ~い(-_-)zzz☆彡