タグ:西部劇

ベニスの船乗りセピアレトロ


















昨日、書きそびれましたが、私が大好きだった
イタリアの俳優・ジュリアーノ・ジェンマさんが
交通事故で亡くなられたと聞き、悲しみに沈んでおります。

あのマカロニウェスタンと呼ばれていたイタリアの西部劇、
もちろん、リアルタイムの映画で観たことはありませんが、
深夜のテレビ放映で、初めてジェンマさんを観て、
その端正な顔立ちと、どこか寂しげな風貌に惹かれ、
たちまちに、ファンになってしまったのでした。

西部劇と言えば、ジョン・ウェインさん、クリント・イーストウッドさん等が
有名ですけど、エンジェルフェイスとも言われたジェンマさんの美しい顔が、
悪党どもに殴られ、傷つけられていく様が、見ていられないほど、
母性本能をくすぐり、あぁ…助けに行ってやりたい!…と、思っている内に回復…
愛する者の為、社会の為に、悪者をやっつけて行くという敵討ちの時代劇でもある
マカロニウェスタンに、すっかりハマってしまった私なのでありました。

代表作の『荒野の1ドル銀貨』、『続・荒野の1ドル銀貨』、『怒りの荒野』、
『南から来た用心棒』、『夕陽の用心棒』、『星空の用心棒』等で繰り広げられる
ドラマとジェンマさんのカッコいいアクション、儚げな表情に釘付けとなり、
なんと!早打ちの真似までしたくなり、銃(モデルガンですよ)まで買う始末…

ああ…若かった…お気楽な頃もあったんですね… そこで、ジャ~ン! 
まだ誰にもお見せしていない写真を公開しようかなんて思ったんですけど、
やっぱり、やめとこう… え?見たい?…う~ どうしようかしら…

今宵、顕かになる私の過去……そんな大袈裟なものでもありませんが、
ジュリアーノ・ジェンマさんの供養に…(あまり関係ないと思うけど)
10代の頃の秘蔵の写真、思い切ってお見せしま~す! シャキーン! 

あーっ! しまった~ パイオニアのステレオが~(汗) トシがーっ!(泣) 

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ジュリアーノ・ジェンマさんのご冥福を 心よりお祈り致します。

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ピンクの羽と輪ぶら下がり









皆様、こんにちは。
今日は、目の痛みを取る為と、明日のライブの準備の為と
明後日までに仕上げなければならない新曲づくりの為、お休みを摂りました。

「お休み」と言っても、休んじゃいられません。
今、必死…。絵文字、顔文字が使いたいほど必死…。
(笑)を使いたいほど、泣きたい…?くらい、休みたくて必死…。

ワケが解らなくなって来たので、皆様に会いに来ました~ ははは…

そもそも、この仕事って、「休み」はあって無いようなもの…
いや、私が単に不器用なだけであって、
「休み」というものを作り出せないだけなのかもしれませんが。

もし、本当に「休み」が摂れたら何をしたいかと言うと、
先ずは「温泉に行きたい」、次に、「寝たい」、そして、お世話になった
「懐かしい人たちに会いに行きたい」ってとこかしら…

あ、「買い物」も半年以上してないから、新しい洋服を買いに行きたいな~
…そのためには働かなければ…ううっ…いつまで経っても貧乏暇無しな私!…

ストレスが溜まりつつあるこの頃でありますが(口で言ってる程ではありません)
こんな時は、アクション映画を見るのもいいですよね~

それも、「西部劇」。

今夏、最大の話題作<ザ・ローンレンジャー>は、’50年代にヒットした西部劇の
リメイク版で、「ジョニー・デップ」さんと「アーミー・ハマー」さん主役によるものです。

本当は、今すぐにでも観たい気分なのですが、8月までお預け。
せめて、予告HDだけでも…と、思い、お借りしてまいりました。

たぶん、我々(どの世代を指すのかは秘密…)の父親、または祖父の年代の方々が、
テレビの洋画ドラマで「ローンレンジャー」に夢中になられたことと思うのですが、
改めて観てみますと、活劇と言えど、ヒューマンな情愛に満ちたものだということに
気付かされ、歌に例えるとアクションが「曲」、人間としての普遍的な愛というテーマが
「詞」であり、スタンダードとして何度もカバーされる楽曲、何度もリメイクされる映画には、
この二つの要素が不可欠だということを思い知らされる次第であります。

「アクション」(曲)で、先ず、感性を惹きつけ、人間力、愛といった「テーマ」(詞)で、
<心>を釘付けにする…『名作』とは、そういうものなのではないでしょうか。

そして、もう一つ、大事なものがありますね。
それは、演じる人。映画で言うなら「俳優」。歌で言うなら「歌手」。

映画や歌をヒットさせる為の決定権を握っているのが、彼らだと言っても
過言ではないほど、その魅力が「作品」の価値を左右することになるのですから、
本当に、慎重にキャスティングを考えなければなりません。

今回の「ザ・ローンレンジャー」は、4回目のリメイク版として、何やら期待が持てそうな
予感… その一つに、今申し上げた俳優の魅力を感じるからです。

「キモサベ」の意味は「頼れる相棒」。バディ(相棒)映画の基本キーワードとでも
言えそうな言葉を、父や祖父は大切にしていた感がありました。

中高年の方々にも懐かしい、「ローンレンジャー」から生まれた台詞が
ジョニー・ディップの口から聞けるのか?…何ともワクワクする映画ですね。

そう言えば、今、勝手に思いついたことなのですが、
ジョニー・ディップの役名「トント」は、スペイン語で「間抜け」という意味だそうで、
もう「死語」になってしまった「トンマ」という言葉…あれは、ここから来てるのでは?
なんて、久しぶりに、この言葉を思い出して感慨に耽っております。

漢字では「頓馬」という字を使っていますが、「頓」という字は、「頓挫」等のように
「とどまる」ことや「滞る」意味として捉える場合と、「頓知」等のように
「機に応じて働く知恵」の意味としても使え、用い方としては正反対の解釈になり、

言葉や思想に対する奥行きの深ささえ感じてしまいます。

「ローンレンジャー」と「トント」も、ある意味、正反対の「正義感」をもって、
悪と対決して行く訳ですから、そこがすべてに於いての醍醐味になるのでしょう。

間抜けな馬が「頓馬」?…いえ、頓知が利く馬が、本当は「頓馬」だと思うんですが…
う~ん…でも、西部劇には欠かせない馬の「ま」を用い、「馬抜け」にも通じる「トンマ」。
そう言えば、
馬に乗っていないカウボーイなんて、本当に「マヌケ」な感じがしますよね~

ちなみに、私の父は、私が子供の頃(も)、駄洒落を言うと、いつも
嬉しそうに「頓知」が良いな~と、頭を撫でてくれたものでした。

「ハイヨー、シルバー!」「白人、嘘つき。インディアン、嘘つかない」等、
’50年代の流行語も生んだ「ローンレンジャー」リメイク版、公開が楽しみであります。



如何でしたか?メイクもリメイク?って感じで、「トント」の魅力がいっぱいでしたね。


それにしても、「死語」になっている言葉から学ぶものがあるということを
今回も教えられたような気がします。

とんと忘れていた「トンマ」という言葉、「トント」の意味から、また復活です。






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