タグ:観念

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皆様、今晩は。

今日は「納めの観音」。
浅草寺では毎年17・18日の両日、
歳の市でもある羽子板市が開かれ、
寒い年の瀬を明るく彩る羽子板に、
束の間の安らぎを托す人々で
境内周辺が賑わいを増します。

浅草寺と言えば、凶が出る確率が
全国の神社仏閣の中でも、恐らく
1番高いのではないかと思えるほど、
何度おみくじを引いても、「凶」。

本来、おみくじは2回以上引いては
ならないものですが、凶のまま、
今日を終えるのは(笑)なんとなく
気分が良くないので、吉が出るまで
つい、引き続けてしまう私なのです。

さすがに、凶が6回続いた時には、
興醒めしてしまい(笑)、こりゃあ
もう、家に帰るまで命は無いかも…
と、観念までしてしまいましたね。

浅草観念、納めの観念…なんてね!

でも、7度目に「小吉」が出た時は、
涙が溢れて来ましたよ、嬉しくて。

普段は、なぁんだ…小吉かぁ…と、
大吉が出ないとガッカリする癖に、
小だっていい!「吉」であれば!…
そう心から思い、手を合わせました。

小さいもの、ささやかなものの中に
実は、大きな喜びや幸せが隠れて
いることが多いような気がします。

それは、物に溢れた豊かな時代に
紛失してしまった「感謝の心」や
「私欲を捨てた心」そのものであり、
災難に見舞われた時などに皮肉にも
見つかることがあったりします。

失せ物 その内出て来るでせう。
待ち人 必ず来る。今は待つべし。

七度目の正直、七度目の小吉の
おみくじを握りしめ、羽子板を買い、
浅草観音歳の市を背にしたのは、
数年前の凶…じゃなかった…今日。

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青ピンク黄グリーンのチョークで土に描いた♡














皆様、今晩は。


音楽の仕事をしている人たちの多くは、仕事の後の打ち上げが
楽しみで、仕事をしているようなもの…と、言いますが、解るな~

特に、仲間内のスタッフになってから「お疲れさま~」の乾杯の、
あのビールの味は格別ですもの!そして、次に地酒と美味しい料理…

でも、今日は、初めてのスタッフの方々でしたので、わがままも言えず、
借りて来た猫のように、おとなしく仕事をして帰って来たのでありました(笑)。

ま、仕事をさせて頂いただけでも、本当にありがたいことです。
色々な方たちとも、お会い出来て、人間観察が出来、愉しかったし、
30日に行われるショーの参考にも、反省にもなりましたから。

宴会の余興で歌うというのは、ある程度の覚悟と観念が要ります。

先ずは、殆どの方々が話をしているか、食べたり飲んだりしている中で、
余計なことに気を使いながら歌わなくてはならないという覚悟と観念。

私自身がディナーショーを見に行くのが苦手な訳は、食事中、歌手に
気を使いながら、食べなくてはならないという面倒臭さがあるからです。
歌手の方が歌い終わると、持っている箸やフォークを、慌てて置いて、
儀礼的な拍手を贈る…と言う作業が、時に苦痛に感じることも…。

ですから、お客様には「そのまま召し上がっていてくださいね~
拍手は要りませんよ~」等と、お伝えしながら歌うこともしばしば…
いつでも、お客様や相手の立場になって、自分のメッセージを
伝えることに気を使い、歌を歌ったり、話をさせて頂いております。

次に、一般宴会用の、劣悪な音響と環境で歌わされる覚悟と観念。

今日も、うっかり、マイマイクを忘れて行ってしまいましたが、
音響の機械そのものが、そういったレベルではなかったので、
それなりに、一生懸命歌わせて頂くしかないという覚悟と観念。

歌のゲストとして、イベントの主催者から招かれる喜びと、
コンサートの主役として、自分がゲスト(お客様)を招く喜び…
どちらもそれぞれに大変ではありますが、喜びには変わりありません。

ただ、自分のコンサートには、私の歌が聴きたいと思ってくれている人が
集まって来てくれている訳ですから、こちら側も変な気は使わずに済みますし、
落ち着いて、楽しく、得意の駄洒落も連発したりして、盛会に終わるのですが、
ある意味、部外者として出演させて頂く、今日のようなステージの場合は、
やはり、お客様の反応が気になりまして、いつものような訳には行きません。

たまたま、ツイッターで知り合ったnemoさんという方から、一昨日、
こちらを向いてくれない人や、眼をそらして話す人へのメッセージを
どのように発信しているのか…というようなご質問を頂いたばかりで、
そのタイムリーさに驚いている次第でありますが、こちらを向かなくても、
耳は、心は、きっと傾けてくれているに違いないと信じて、ただひたすらに
話し、歌い、思いを真剣に発信していれば、それなりの応えは意外とすぐ、
返って来るのだということを、今日のステージでも感じ取ることが出来ました。

ハッキリ言って、今日のお客様も、こちらを向いて私の歌を真剣に
聴いてくださっている方は少ないように思え、少々ガッカリしましたが、
後で、お声をかけてくださった方の中には、社交辞令もあるでしょうけど、
ああ…けっこう心を傾けて聴いていてくださってたんだなぁ…と、思われる
感想やコメントをくださった方もいらして、感動することしきり…

若い頃には、全ての人を振り向かせよう、大ヒットを飛ばそうと、
躍起になって、自分が持っている力以上のことをしようとし過ぎ、
それが思うようにいかず、悩んだりしたものでしたが、
今は、自分を信じつつ、気負うことなく、驕ることなく、その日、
そこにいた人たちの中のたった一人の人だけにでもいいから…
と、いうような気持ちのもとに、一生懸命、誠実に、歌や作品、
そして、ブログで、メッセージを送り続けている私がおります。

一昨日のTV収録の際も、カメラの向こうの見えない相手に向かって
<手をつなごう>のメッセージを送った訳ですけれども、
きっと、この思いは伝わると信じて、歌わさせて頂きました。

目の前にいても、こちらを向いてくれない人には…

『目には目を、歯には歯を』ではなく、思いやりを持って、
『目には詞を、歯には微笑を、耳には歌を、心には全てを』 

捉われ過ぎず、根気よく接してまいりたいと思っております。

今日も、お世話になった方々へ…心より感謝申し上げます。

おやすみなさ~い☆彡 

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※ 上の写真は、「うお処・兆一」さんのお通しの写真です。
こんな夜は、たまらなく「兆一」さんに行きたい!

あ、先日の「兆一」さんでの記事、明後日アップ予定です。

明日は、吉祥寺から中継予定。


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