海のような空(北海道)















嫉妬心を捨て切れない自分がいる

そんな時は黙々と 花に水をやり
鳥のためにパンを撒き 猫たちと戯れる

社会を恨んではいけない

不運を嘆いてはいけない

こんなに青い空が 澄んだ空が
まだ私の頭上にあるではないか・・・

その内 近くて遠い国から
もっともっと濁った空気が 押し寄せて来て

皆 平等に 病気になるだろう

嫉妬なんかしてる場合じゃない

でも 無理に笑わなくたっていい

淡々と 残りの命と向き合おう

「私」という作品を 創り出した宇宙が
地球を見限る日は 近いのだから・・・

この土の下に 眠る命と 宿る命

嫉妬心を捨て切れない手で 
雑草を引き抜く時

この身が引き裂かれるような
痛みを感じる
 
そして 血のように赤いマグマが
涸れたはずの涙を 蘇らせる

自然の掟も 社会の秩序も
破綻しそうなこの世界で

嫉妬は無意味と 知りなさい

雑草は雑草に生まれても 嘆かない
野良猫も 水をかけられようと 自由だ

ああ・・・誇りとは何だろう?

0294bd44.jpg