皆様、今晩は。
夏野菜づくりを始めて、今年で2年目。
昨年は、初めての割には結構収穫出来、
自給自足とまでは行きませんでしたけど、
夏野菜はほとんど買わずに済みました。
自信をつけての今年の夏野菜づくりは、
順調に行くかと思いきや、長梅雨のせいで、
思ってもみない様々な病気や虫に泣かされ、
何度も来襲した強風に、葉も、茎も、枝も、
私の自信までもが、鞭の如く、これでもかと
叩きのめされ、自然と共に生きることの
苦労を今更ながら痛感したのでありました。
それでも、野菜たちの根性をひたすら信じ、
傷んだところを取り除いては、適度な薬と、
肥料と水の与え方に注意して、生育を
見守ったところ、すぐさま可愛い花が付き、
めげることなく、実が生り、秋の陽射しに
その命を、今も誇らしげに揺らしています。
段々と、出来損ないみたいな形状の実が
増えてはまいりましたが、愛おしい命です。
今夜のおかずに…と、一つ一つの実を
ハサミで切り取り、手にすると、普通なら
捨ててしまうであろう小さくイビツな実も、
戦時中に餓死した兵士たちの苦しさを
思えば、尊い命を1時間でも10分でも
存えさせてくれる貴重な食べ物かもしれず
捨てるなんて粗末なことは出来ません。
全部、虫に食われているものは別として、
へっぽこ茄子や、へなちょこピーマンや、
くるくる甘唐辛子や、ずんぐりシシトウや、
まだまだカッコいい元気印のオクラたちを
今日も謹んで命の糧とさせて頂きます。
今夜は、伏見甘唐辛子、万願寺唐辛子、
ピーマンを、お酒とお醤油に漬けておいた
豚肉と共に、玉ねぎも加えて炒めました。
シシトウと茄子は、豚ひき肉とニンニクと、
玉子味噌で、コロコロと炒めてみました。
主食は素麺。半日水に浸してダシをとった
干しシイタケの汁に油揚げをたっぷり入れ、
我が家に自生している茗荷を薬味にして。
野菜たちに感謝！平和な今日に感謝！
