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皆様、今晩は。

昨日は、目眩と嘔吐で苦しんだ
最悪の1日でしたが、何とか回復、
遠い地に住む親戚から頼まれた
卒塔婆を納めに、八柱霊園にある
先祖のお墓を何十年ぶりかで訪ね、
篤くご供養を捧げてまいりました。

父と母と祖母のお墓参りには毎年、
何度となく、お参りに行きますが、
父の兄弟やその親が眠っている
八柱霊園には、私が行かなくても、
それぞれの家族がお参りに行くから
行かなくてもいいだろうと思って
気にはなっていたものの、長い間、
ご無沙汰をしてしまっておりました。

久しぶりに訪ねたご本家のお墓は
百日紅の木と、山茶花が植えられ、
立派な灯籠までもが建てられており、
だいぶ昔とは変わっておりましたが、
場所位置は、記憶に導かれるまま、
懐かしい匂いのする所にありました。

ざわざわ…気のせいでしょうか?
お墓を見つけた途端、ご先祖様が
喜ばれたようなどよめきや騒めきを
感じ、急いでお墓に駆け寄りました。

もしかすると、今年は誰もお参りに
来られていないのでは?と思える程、
玉砂利を覆うように雑草が生い茂り、
植木の手入れもしていない状態で、
お参りというよりは、1時間以上も
草取りと掃除に時を費やしてしまい、
病み上がりの身には堪えましたが、
気持ちは清々しさで満ち足りました。

昨今は、お墓なんかなくても良いと
考える人が増えて来たようですが、
霊魂というものを信じるのであれば、
やはり、魂の安息場所としてお墓の
存在は大事であると思う私は古い?
等と考えながら、故人の眠る墓石に
向かい、手を合わせてまいりました。

年内に済ませておきたいことの
1つでもあったご先祖様や親戚が
眠るお墓へのお参りが出来たことは
本当に嬉しくもあり、来年に向けて
飛び立つための肩の荷が少し軽く
なったような気がして、酉年の鳥は
手羽元を希望に震わせるのでした

飛ぶニワトリ